人生立て直しブログライター ロスケンタ
どうも、ロスケンタです。
あなたは今までの人生の中で何かに依存した事はありますか?
世の中には依存してしまう罠が多く潜んでいます。
- ギャンブル
- タバコor薬物
- アルコール
- カフェイン
- 風俗
社会人になるとこれらのどれか一つには手を出してしまうものです。
ただこれらの事は社会人の男性がハマりやすいという特徴を持っています。
しかしこれらに該当せず、子供から大人まで性別に関係なく依存しやすいものもあります。
それはゲームです。
最近では主婦がオンラインゲームに依存するというニュースも聞きますね。
僕は中学生の頃オンラインゲームに依存していました。
ただ別にゲームが好きすぎてオンラインゲームに依存したのではありません。
やはりゲームに依存した背景には学校生活がうまくいかなかった事があります。
オンラインゲームに依存するというと、一般的にはゲームにハマりすぎてなるものと考えられています。しかし背景には日常生活から逃げたかったり、逃れたい何かがあることも珍しくはありません。
単純にゲームが好きだからという理由だけで、オンラインゲームに依存するという話ではないのです。
そもそも依存自体が嫌な事から逃げ出したいという、現実逃避的な側面を持ち合わせています。
この記事を読んで欲しい人
- 依存している何かがある人
- 大切な人が依存に苦しんでいる人
- 子供が学校に行きたがらない人
依存とは
依存とはどう言った状態を指すのでしょうか?
厚生労働省のHPによると、特定の何かに心を奪われ、「やめたくても、やめられない」状態になることです。
出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html
このように何かに依存すると、やめたいのに、やめられないという状況に陥ります。
オンラインゲーム廃人とは
オンラインゲーム廃人について軽く説明してみますね。
オンラインゲーム廃人とはオンラインゲームにより日常生活に支障をきたしている人の事を指します。
オンラインゲーム廃人も一種の依存です。
オンラインゲーム廃人にもピンキリがあり、朝中々起きる事が出来ない人から完全に日常生活がゲームによって壊されてしまった人など様々です。
僕の場合は完全に中学生という貴重な日常生活が壊れました。
オンラインゲーム廃人になりゲームに依存するようになると家族は悲惨です。
本人はゲーム最優先の生活になり、家庭関係に亀裂が入る事が増えますからね。
顔を合わせる機会が減ったり、ご飯を別々で食べたり、会話が無くなったりしやすいです。
僕がオンラインゲームに依存したきっかけ
僕がオンラインゲームに依存したきっかけは学校に通うのが嫌になったからです。
当時僕は中学2年生でぶっちゃけ学校でうまくいってませんでした。
勉強も出来ないし、クラスでも影が薄くて、友達も少なく、ついでに髪も薄かったです。
それに何より女子から全くといってモテなかった・・・。
僕だって人間なので、友達もほしかったし、何より人から必要とされたいという願望がありました。心理学でいう承認欲求というやつですね。
クラスの人から注目されたくて、班長に立候補したり、行事の中心人物に立候補もしました。
けど顔も良くなくて、勉強も出来ず、運動神経も並となると、やはり影は薄いまま。
そして中学3年生になり、僕はクラス替えで絶望しました。友達がいない・・・。
同じ部活のメンバーもおらず、陽キャばかりが集まっていて、居場所は全くありません。
もう学校になんか行きたくないと僕は3年生で唐突に感じました。
全てが嫌になったのです。
そんな時に懐かしいゲームに出会います。
その懐かしいゲームとは僕が小学生の時に色んな友達とプレイしていたRPGのやり込みゲームで、まさかオンラインゲーム版があるとは思わずびっくりでした。
今でいうモンスターハンターの様なゲームで、当時は友達と冒険するだけでも楽しかったのが、ネット回線を通じて、色んな人と冒険出来るのが嬉しくてハマりました。
何よりも小学生の時の楽しかった思い出が頭の中でずっと再生されていました。
- 学校が終わって家に帰ったら自転車に飛び乗り友達の家に向かった事
- 友達の家でお菓子を食べながらワイワイとゲームで盛り上がった事
- 親の目を盗んで夜遅くまでゲームをしていた事
これらの懐かしい記憶を思い出し、僕はこの懐かしいゲームをオンラインで始めてしまいました。
そこからはもう呼吸をするようにオンラインゲームにのめり込みます。
ゲームを邪魔する者は全て僕の敵です。例え親でさえも。
多分この勢いで勉強をしていたら、余裕で上位グループに食い込んでましたw
打ち込む事を間違えた典型的な例ですね。笑
オンラインゲーム廃人になって家庭が壊れる
僕がオンラインゲームに依存し廃人になる事で、幸せな家庭が一つ壊れました。
僕の両親はとても子供思いです。
父親が外出好きで家族で旅行に行ったり、おでかけするのが習慣みたいになってました。
小学生までは普通に家族とお出かけしていましたが、中学生になってから家族との時間は少なくなりました。理由は「ダサいから」ですw
まぁここまでは普通の思春期なので、良くある事だとは思います。
しかし僕がオンラインゲームに依存し学校に通わなくなる事で、家族の状況は一変しました。
まず僕が学校へ行かなくなりました。
ただ親に理由を聞かれても、バカ正直に「友達がいない」とか「居場所がない」とは恥ずかしくて言えず、ダルいからとしか答えませんでした。
学校いかなくなった日から、僕は家族とご飯を食べなくなりました。
やっぱり気まずいし、学校に行ってないという負い目もありますしね。
次第に家族皆が僕を爆弾の様に、慎重に接するようになりました。
その結果家族の食卓からは話し声が消えて、カチャカチャという食器の音だけが響く寂しい食卓に変わったのです。
そして僕のお母さんは不器用な人で感情をそのまま相手にぶつけてしまう人でした。
そんなお母さんと思春期で学校でもうまくいっていない息子が真正面からぶつかったら分かりますね?笑
そりゃぶつかる訳ですよ。もう、正面衝突バリにぶつかりまくります。
母親も変化球ではなく、毎回火の玉ストレートを放ってくるんで、僕も向かっときて、バカみたいなケンカを何度も繰り返しました。
母親から大声で注意されたら、反射的にこちらも大声で怒鳴り返してしまいます。
いつの日か母親から「あんたが家族をめちゃくちゃにした」と言われました。
学校でも居場所をなくし、家庭もめちゃくちゃにして、僕も流石に罪悪感と自己嫌悪で気が狂いそうでした。
オンラインゲーム廃人を卒業したきっかけ
結論からいうと、ゲーム内のアイテムを全て持ち逃げされました。
これが僕が全てがバカらしくなってゲームを卒業したきっかけです。
最初はパソコンのディスプレイを割ってやろうと思うくらい、ムカムカと絶望がこみ上げてきましたが、段々と目が覚めていく感覚が自分でも分かりました。
人間って熱中している時は目の前の事しか見えないですけど、熱が覚めると途端に色んな物が視界に入る様になるんですね。
正直ホッとした自分がいました。あ、これでもうゲーム続けなくていいんだと。
依存から抜け出す方法
依存している事実について理解する
まず自分が依存しているという事を理解するのは大事な事です。
ギャンブルだろうが、タバコだろうが、風俗だろうが、アルコールだろうが、本人が依存しているという事実を認めなければ依存から抜け出す事は困難になります。
周りの人が明らかに異常だと思っていても、本人は気づいていないというパターンはあるのです。
例えばギャンブル依存症の人がいたとしましょう。

あー、金ないなぁ。借金30万もあるし。お金借りてパチンコで取り返さなきゃ。ごめんちょっとお金貸してくれない?

え、また?てか前に貸した3万円まだ返してもらってないんだけど、もしかしてギャンブルに使ってないよね?

ちっ、うるせーなぁ。別に何に使ったていいだろ。頼むからちょっと貸してよ。ね、お願い!

嫌!他の人にもお金借りてるって噂になってるよ。だから悪いけど前のお金返してくれるまでお金は貸せない。
どうでしょうか?
ギャンブルに依存していると、度々友達とか恋人にお金を借りるというイベントが発生します。
そしてまだ前に借りたお金を返していないのに、更にお金を借りにくるのです。
それって異常ですよね?笑
しかしギャンブルに依存して周りの事が見えなくなると、お金を返していないのにまた借りに行くという事が異常と判断出来ないのです。
本来依存というのは、それ無しでは生活が出来ないという思い込みから生じるので、ギャンブルに依存してしまうと、脳がギャンブル=生活に必要な物と判断します。
借りたお金を返していないのに、また再度お金を借りに行くという行為は、普通ためらう行為です。当然ですよね。それをしてしまえば信頼関係が損なわれるのが分かりきってるからです。
それでもギャンブルに依存している人は人との信頼関係が損なわれる事よりも、目の前のギャンブルが大事という判断を下してしまいます。
このように本人が依存だと気づいていない場合、周りの人がどんな言葉をかけても、聞く耳を持ちません。
現に僕も両親をはじめとした色々な大人が手を差し伸べてくれましたが、僕自身がゲームに依存していたため、全て手を払い退けました。
だから本人が依存しているという事実を理解するという事が、すごく大切なのです。
日常から逃げたい原因がないか分析する
人が何かに依存する背景には何か逃げたい原因が潜んでいるかもしれません。
僕は過去にオンラインゲーム、パチンコ、タバコに依存してきましたが、全て学校や仕事から逃げたいという気持ちがありました。
特にオンラインゲームに依存した時は、学校から逃げたい気持ちしかなかったです。
「学校に行きたくない」というよりは「学校が怖い」とか「学校は居心地が悪い」でした。
そして大学でも人間関係はうまくいかず、パチンコやタバコに逃げる日々が始まります。
僕の知り合いでもアルコール依存症の人がいて話を聞いてみると
「仕事に行くのが嫌だから酒を飲まなくてはやっていけない」と言っていました。
やはり何かに依存してしまう背景には学校や職場などで、現実から逃げたくなる何かを抱えている事が多いのではないでしょうか。
例えば僕の場合は学校から逃げたくなる何かというのは、人間関係でした。
友達がいなくて一緒に過ごす友達がいなくて、すごく居心地が悪かったです。
当時はなぜ友達が出来ないかを考えずに、ただ他の何かに逃げていました。
だから依存している物事に目を向けるのではなく、その背景に潜んでいる事に注意を向けてみるのも大事な事です。
信頼出来る人に相談する
依存している時というのは、自分一人の考えで暴走しがちになります。
そして一人で暴走している時に、ただ頭ごなしに辞める様に言われると、気分が悪くなる物です。
例えばアルコール依存症の人に、「飲み過ぎだから控えなよ」というと逆効果になります。ダメって言われる事ほどやりたくなりますからね。
しかし「最近お酒結構飲んでるみたいだけど、何か嫌な事でもあった?」と聞くと、お酒を飲みすぎてしまう経緯などを語ってくれるかもしれません。
何かに依存してしまう人ほど、誰かに相談するという事が苦手な傾向にあり、自分で抱えきれなくなったストレスが、依存という形で出てしまいやすいです。
僕が完全にそうでした。
学校に居場所がないという事実を誰にも相談していません。
そして問題解決の方法も全くわからず、逃げ出す事しか出来ませんでした。
おそらく信頼出来る人に相談して、問題解決の方法などを考える時間があったら、全く違った人生だったかもしれません。
だから依存から抜け出すために信頼出来る人に相談するというのは大切な事です。
ポイント
- 依存している事実について理解する
- 日常から逃げたい原因がないか分析する
- 信頼出来る人に相談する
あとがき
今ではあのオンラインゲームに依存していた日々は懐かしい過去になっていますが、当時は地獄でした。
こんな苦しい人生があとどれくらい続くのだろうと思ってました。
周りの人を不幸にする事がどれだけ罪深い事なのかも、よく分かりました。
よくパチンコでもタバコでもお酒でも依存から抜け出す為に
完全に絶つか、徐々に減らしていくか、どちらがいいかという議論になります。
僕の意見としては完全に絶つ方が未練が勝率が高いです。
少量で我慢出来るかって話ですよね。
パチンコに週7で通ってた人がいきなり週1にすると、多分どんどん週1が週2とか週3とかになってくんじゃないかなぁって思いますw(経験談)
だから僕はダメな習慣を辞めるとしたら、完全にスパっと0にしちゃう派です。笑
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
人生立て直しブログライター ロスケンタ
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