人生立て直しブログライター ロスケンタ
どうも、ロスケンタです。
僕は以前テレビとかでニートの特集を見ていた時に、「何てダメな人たちなんだろう」と思いました。
しかし一旦仕事を辞めて働いていない期間が生まれると、案外社会復帰って難しいんですよ。
実際にニートから企業に就職出来たとしても、肉体労働だったりブラック企業だったりで、キツすぎて短期で辞めるというのは、ほんとよくある話です。
事実働いていない期間があるとどうしても楽を覚えてしまい働きに出るのが、辛くて辛くてたまらなくなってきます。
それにニートの期間を経ると、優良企業に就職するのが難しくなり、余計にニートの社会復帰を阻む事になっています。
そして現在コロナウイルスの影響で失業者が急増し、働きたいのに働けないという人も増えている事でしょう。
だからニートというのは、もはや他人事の話ではなく、普通に誰もが想定すべきリスクの一つと言っても言い過ぎではないと思っています。
この記事では「仕事を辞めてからニート化しやすい人の特徴とニートから社会復帰する為にやる事」についてまとめました。
この記事を読んで欲しい人
- ニートを経験した事ない人
- ニートになりたての人
- ニートになって将来に絶望している人
ニートを口撃してくる人種
顔を合わせる度に頭ごなしに働けと言ってくる
ニートをしているというと、頭ごなしに説教してくる人いるんですよね。
正直誰も幸せにならない時間なので、辞めて欲しいと思ってました。
しかもその説教の中身が「まだニートしてるの?お前ってほんとにダメだな。その点俺は〜」という聞く価値のない説教を積極的にしてくるのでたまったものではありません。
ニートは納税をしていないからクズだという理由で説教をするそうですw
しかも何故か「働け働け」とケツを叩いてくるのは大して仲良くない人間なので不思議だなと思います。
特にニートをしていて働いていない事に負い目を感じている人ほど、傷つきやすいので、訳あってニートをしている人は付き合う人に注意しましょう。
ニートである事を完全否定してくる
ニートである事を完全否定してくる人もいますね。
働いていない人=クズと頭っから決めつけている人も残念ながらいます。
やはり人それぞれニートをしているのには理由があり、その背景も考慮されるべきですよね。
ただ単に働きたくないからという理由の人もいれば、社会に出る事がトラウマになっている人もいるでしょう。
その一切の事情を考慮する事なく、「ニート=人間のクズ」と決めつけてマウントをとる人は、付き合うメリットがないので付き合いは控えた方が無難です。
そもそも人はなぜ人格否定をするのでしょうか?
それは「マウントをとり自分が相手より優位な立場で居たいから」ではないですかね。
誰だって自分が人よりも優位で居たいという気持ちがあるのは人として当然の事でしょう。
相手をコケ落とす事によって、自分が優位に立ちたいと思う心理が、人格否定という行動に現れている訳です。
叩けるものは叩いておく精神ってやつですかね。
働いていない事に対して「やばくない?笑」と心配する振り
ニートをしていると、いかにも心配してそうな振りをして、近寄ってくる偽善者もいます。
少々偽善者という言い方は言葉が悪いですが、ここはハッキリと偽善者と言い切ります。
なぜ心配してそうな振りをして偽善者が近寄ってくるのか?
それは仲間との話のネタにする為に、根掘り葉掘りこちらの内情を探ってくるからです。
「今何してるん?大丈夫?」と一見心配そうに聞いてきても、油断をしてはいけません。
こういった偽善者とは絶対付き合わない方がいいです。
ニートの時期って神経質になる時期でもあるので、余計なストレスは抱えないに越した事はありませんからね。
仕事を辞めてからニートになりやすい人の特徴
親が過保護で何でもやってくれた
親が過保護で何でもやってくれた人は要注意です。
過保護な親は子供が可愛すぎて、何でもかんでも親がやってしまうので、子供の教育上いいはずがありません。
なぜ親の過保護は子供の教育上よくないのか?
理由はズバリ子供の自立心を奪うからです。
自立心とは要するに「自分でやってみよう」という挑戦を意味します。
親が全てやってしまうと、子供がやってみようと考える余地が生まれませんし、子供は親がやってくれるものだと思うのです。
子供は親にやってくれる事で、どんどん自分で経験する機会を失っていきます。
経験する機会を失うという事は成功体験や失敗体験を積む機会が少ないという事です。
そして気付いた時には経験した事が少なくて自分で出来る事が極端に少なくなります。
最終的には何も出来ない、したくないという状態になってしまうのです。
プライドが高くキツイ体力仕事はしたくない
ニートになる人の多くが以下の様な言葉を口にします。
「こんな仕事は自分には相応しくない」「こんな仕事汚くてかっこわるい」
よく聞く仕事がないというのは、「自分にふさわしい仕事がない」という意味です。
スキルもなくて、特別若いわけでもないのであれば、仕事何て選べるはずはありません。
そんな事は頭でわかっていても、やはり仕事を選ぶ立場になると、選り好みしちゃうんですよね。
実質3Kの仕事(キツイ、汚い、危険)に従事すると、めちゃくちゃ仕事の厳しさを実感します。
僕は同級生とか同年代の子はスーツ着て冷暖房の効いたオフィスや店舗で働いているのに、自分は作業服を着て何してるんだろうという気持ちになったりもしました。
実際はスーツを着るホワイトカラーの仕事も肉体的ではなく、メンタル的な部分で辛い事だって一杯あります
隣の芝生は青いという言葉がありますね。
意味としては他人の持っている物が自分のよりもよく見えるという意味です。
色々な仕事を経験してみて思ったのは、結局みんなそれぞれ仕事に不満を抱えていて、他の仕事を羨ましがってます。
だからプライドが高くて、人様から認められる様な仕事がしたいと思う人は、転職が成功しづらいし、仕事も長続きしづらいんじゃないですかね。
労働条件の理想が高すぎる
自分の能力の割に労働条件の理想が高すぎる人は要注意です。
例えば以下の様な条件で働きたいと思っているとしましょう。
・月給30万以上
・残業なし
・土日祝休み
・若い女の子がたくさん
未経験OKでこんな求人見かけたら、ほぼ詐欺求人でしょう。笑
せいぜい中途の求人で見かけるのは以下の様な求人です。
・月給18万~23万(月30時間分のみなし残業代5万円含む)
・残業(月30~40時間程度)
・土日休み(月4~8日休み)
・交通費支給
こんな感じの求人はゴロゴロあります。
大体月給が高めに設定されている場合は、みなし残業代としてあらかじめ月給に残業代が上乗せされてる事が多いです。
みなし残業代とは簡単にいうと、月に30時間は残業するだろうから、あらかじめ残業代として月給に加算しておくよという話です。
で、仮に残業が30時間いかなくても30時間分つけとくよという話ですね。
一時期みなし残業代というのは大きな問題が起こりました。
特に営業職などで「みなし残業代払っとくからたっぷり働くやで〜ww」という事が多かったからです。
例えば僕の知り合いでディーラーをやっている子がいましたが、みなし残業代以外は日付が変わろうが、休日出勤しようが、全く給料が変わらないと言ってました。
まさに働き放題ってやつですね。
未経験での中途採用の場合は条件のいい求人というのは、まぁありません。
そのため未経験の場合は理想の求人を待つよりは、どこで折り合いをつけるかを考えるのが現実的ですね。
いい影響を与えてくれる友達、恋人がいない
僕たち人間にとって、いい影響を与えてくれる友達とか恋人の存在は大きいです。
理由としては前向きなパワーをくれるからですね。
現に友達や恋人と休日に遊びにいく事が、仕事の原動力となっている人も多いのではないでしょうか。
僕は中学生の頃、友達も彼女もいなくて、暇で暇で暇死しそうでした。
中学生の頃なんて、お金もなくて1人で出来る遊びもなくて、まじで気が狂いそうな毎日ですよw
しかし何より辛かったのは、自分の心の中の不安や悩みなどを打ち明けられる人がいなかったということです。
周りに信頼出来る友達や恋人の存在はまじで大きいですよ。
例えば仕事で嫌な事があって、仕事の悩みなどを相談したとしましょう。
自分1人で考えていると、どうしても視野が狭くなったり、ネガティブな考えに偏りがちですが、誰かに相談すると話をしているうちに頭が整理されます。
その結果冷静になって、仕事を続けようという気にもなるかもしれません。
これがもし誰にも相談出来ない状態だとどうなるでしょうか。
その場のイヤだなという感情だけで、仕事を辞めてしまう可能性も高くなってしまいます。
そして働く事自体がイヤになって、ニートになってしまうかもしれません。
だから身近に相談出来る友達や恋人がいるという事は重要なのです。
嫌な事から逃げるクセがついている
嫌な事から逃げるクセがついている人はニートになりやすいです。
例えば学校から逃げる。勉強から逃げる。人間関係から逃げる。仕事から逃げる。
辛い局面に遭遇した時、僕らが取れる選択肢は常に2つです。
立ち向かうか逃げるかです。まさにDead or Aliveってやつですねw
僕は常に逃げ続けてきました。辛い局面を迎えた時にどう乗り越えるかと考えた事がありませんでした。
いつも逃げてしまう理由としては、「逃げた方が楽」という理由です。
逃げ癖というのは、一度ついてしまうと中々治りません。
何故なら人間は現状維持を好み、逃げる事が習慣となると、辛い事に耐えるよりも逃げる事の方を好むようになるからです。
普通仕事とか学校とかってみんな「辞めたらやばいかも・・・」という事を考えるから辞めたくても思いっきりブレーキを踏んで踏みとどまるんですよ。
けど一度仕事とか学校をやめた人にとっては「辞めても何とかなる」という事が頭にインプットされるから、辞める事に抵抗がなくなっていくんです。
一度辞める事に味をしめると、仕事で嫌な事があると、すぐに辞めたくなる衝動に駆られる様になっていきます。
それに短期で仕事を転々とするとどんどん優良企業に就職出来る可能性が減り、また短期離職してしまうという負のループに陥りやすくなります。
そのため辞め癖がついている人は、人生がハードモードになっていきます。
パチンコやテレビなどダラダラと過ごす事が習慣化している
仕事をやめた後って時間が無限にある様に錯覚してしまいます。
だから在職中に次の転職先を決めたり、バイト先を決めたりとやるべき事を決めておかないと、ひたすらダラダラと過ごしてしまいがちです。
特に低貸しパチンコ(スロット)やテレビなどは終わりがなく、1日中ダラダラと遊べます。
低貸しパチンコ(スロット)は0,2円パチンコとか2円スロットなど少ない資金でどれだけでも遊べますし、テレビやYoutubeなどの映像コンテンツも延々と見続けられます。
あなたにもありませんか?
Youtubeを見ていたら休日が終わっていた、という経験が。
Youtubeは動画を見終わった後に、関連動画という形で興味のありそうな動画を一覧で表示してくれるので、飽きる事なく動画を楽しむ事が出来ます。
特に今は低貸しパチンコ(スロット)、テレビ、Youtube、amazonprime、NetFlixなど僅かなお金で楽しい時間を満喫出来る娯楽に溢れているので、注意が必要です。
運動の習慣がない
仕事を辞めてしまうと運動の習慣がなくなる人が増えます。
理由として、通勤中や仕事中などに動いていた時間が仕事を辞める事でなくなるからですね。
僕もそうでした。
以前障害者福祉施設で働いていた時は、通勤でも結構歩きましたし、仕事柄歩く事も多かったです。
ただその時期は極端にお金がなくて、貧乏コスパ飯と称してただ安いモノばかりを貪っていたので、違う意味で脳がイカれてました。笑
特にジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は血行をよくしてくれたり、気分をリラックスさせてくれます。
こんな経験はありませんか?
何かモヤモヤしていたけど、歩いたり走ったりしたら気分が良くなったとか、頭の中がスッキリしたとか。
これは気のせいではなく、有酸素運動により血の巡りが良くなった事や、快楽物質であるドーパミンやβエンドルフィンが放出されるからですね。
俗にいうランナーズハイという現象は、走る事によって放出される快楽物質によるものと言われています。
現代において、日常的に運動をしない理由はありません。
生産性の向上、メンタル面に及ぼす影響、睡眠の質の向上、体型の維持などめちゃくちゃ僕らの生活に与える影響が大きく、メリットだらけですからね。
しかしジョギングって意外とケガが多い運動としても有名です。
特に普段全く運動をしない人が、ダイエット目的でいきなり負荷の高い走り方をすると高確率で体を痛めてしまいます。
まずはウォーキングなどから体を慣らしていきましょう。
ニートから社会復帰する為にやるべき事
継続したという実績を作る
まずニートから社会復帰をする為に大切な事は、継続したという実績を作る事です。
企業側からすると採用しようと思った時に、ニートだった期間があると、どうしても「キツイと辞めてしまうかも」という疑念が湧きます。
それに「うちの会社に馴染めるだろうか?」とか「仕事についていけるだろうか?」など様々な思いが駆け巡るでしょう。
そんな時に直近で何か継続したという実績を作ると、「すぐには辞めないぞ」と説得力のあるアピールが出来ます。
だからニートでいるよりもバイトであっても、空白期間を作らない事って大事なんですよね。
やはりニートでいる期間ってよっぽど何かをやっていて訳あってニートをしていたという証明が出来ないと、ダラダラと遊んでいた期間と見なされてしまいます。
もしバイトでもしていたら、バイトでのエピソードとか、たかがバイトされどバイト精神で必死になって働いたとか、いくらでも話を盛ることも可能です。
そして実際に転職活動する時も仕事を通して得たモノとか仕事に関するエピソードは必ず役に立ちます。
だからニートになってしまったら何かを継続したという実績を作ってみてはどうですかね。
家族と良好な関係を作る
ニートになると家族との関係が悪化しやすい傾向が強いです。
よくニュースとかでもニートの子供が親を殺害するという痛ましい事件が起きています。
それか親でなく関係のない他者にまで危害が加わる事もあります。
ニートをしている大半の人は自分がニートをしている事に罪悪感を持っています。そして家族が早く社会復帰してほしいと感じている事も知っています。
だからこそ関係がこじれるのです。
僕の経験上ニートをしていて1番苦しかったのは、就職が決まらず働いていないのに、ご飯を母親の作ったご飯を食べている時でした。
家族は何も言いませんでしたが、働いていないのにタダ飯を食べるのは、かなり後ろめたい事です。
資格をとる
資格をとる事は社会復帰をする上で重要な事です。
よく資格だけあっても実務経験がなくては社会復帰は難しいという議論はしょっちゅうされていますね。笑
それでも資格業界がこれだけ盛り上がっているのは、やはり資格が就職において有利に働く事の証明とも言えるでしょう。
確かに資格をとったから、その瞬間にもう人生が巻き返せるといった事は流石にありません。
しかし面接の際に同じニートという立場で見た時に、仕事に関連した資格を取得しているニートと毎日ダラダラと過ごしていたニートでは、どちらがいいでしょうか。
絶対に仕事に直結する又は仕事に関連する資格を持った人の方がいいに決まってますよね。
こちらの記事で未経験でも挑戦しやすく、かつ社会復帰の足掛かりになる様な資格をまとめていますので、一度読んで見てください。
別に就職しなくてもいいんじゃね?と気楽に構える
正直な話、ニートが社会復帰出来ずに高齢化していってしまう背景には、正社員で安定した働き方をしなくてはいけないという先入観があるからだと思います。
正社員として安定した働き方をしなくてはいけないという強迫観念の様な思い込みがあるからこそ、慎重になりすぎて一歩が踏み出せないのです。
僕はこの正社員としての一歩を踏み出すのが怖くて、慎重になりすぎていました。
水泳で例えるなら、プールに足を少しだけ入れて、水の冷たさにびっくりして足を上げるという事を繰り返していたのです。
おそらく大半のニートの人は、社会に出る事にビビって嫌な事を後回しにする、無限ループにハマっています。
それに今の世の中バイトから正社員につながる業種も多いです。
特に工場とか倉庫、物流、土木、建築、介護、小売、サービス、警備などは常に人手不足でバイトからと言わず、いきなり正社員で雇ってくれる可能性もあります。
まぁこの手の人手不足業界はハードな事が多いですが、仕事がないという事はありえません。
自分の生き方・価値観を考える
ニートの時期というのは自分の生き方を考える上では最適な時期です。
どれくらいのお金を稼ぎたいのか、結婚はするのか、車や家は購入するのか、など人生設計を考え直してみるのも悪くありません。
もし労働によってお金をガンガン稼いで、結婚もして、車も家もほしいという事であれば、給与水準の高い業界に行く必要があります。
しかし養う家族もおらずとりあえずは最低限暮らしていくお金があればいいという人であれば、労働時間を減らしても問題はないでしょう。
要するにどんな人生を歩みたいかで、働き方とかが変わってくるという事です。
正社員で働かないと・・・とか、自分の年齢なら周りの人は普通は正社員で働いているという、世間体より自分の生き方を考え直す方がよほど有益となります。
ニートで悩む人というのは、「正社員にならなくてはいけない」という正社員病にかかっている事が多いので、それよりも自分の生き方を考えてみましょう。
あとがき
ニートから社会復帰するのって相当難しいですよね。
仕事だって、人間関係だって、クリアするハードル高すぎます。
日本はまじでやり直しが難しいと思います。
だって一度新卒でキャリアを積むのに失敗したら、あとは知らんぷり。
そりゃ中高年の引きこもりも増えるわって話ですよ。
もっと職歴のない人も社会復帰出来る世の中になっていってほしいですね。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
人生立て直しブログライター ロスケンタ
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