人生立て直しブログライター ロスケンタ
どうも、無料の就職支援塾から1日で脱走したロスケンタです。
〜入校前〜

ワイ「無料で就職支援してくれるなんて、何てええ企業なんや。」
〜1日後〜

ワイ「あんなところ行ってられるか!サヨナラやで〜w」
突然ですがあなたは就職支援塾ってご存知ですかね?
・・・
・・・
・・・
就職支援塾とは文字通り就職を支援してくれる養成所の様なところです。
大体は年齢制限が設けられていて、20代限定だったり、25歳までだったりと若い世代をターゲットにしている事がほとんどですね。
僕の入校した就職支援塾は20代ならOKだったので、29歳の人もいれば、大学卒業間際で内定が取れていない子など様々でした。
基本は若い世代の無職やニートの人を寄せ集めた感じです。
この記事では「無料の就職支援塾に行ったけど地獄だったから1日で逃げた時の話し」を記事にまとめました。
この記事を読んで欲しい人
- 無料の就職支援塾の実態を知りたい
- ブログで就職支援の塾について調べてもいい事しか書いてない
- 就職に困ってて実際に就職支援塾に興味がある
就職支援塾の大まかな流れ
- 自己紹介+顔合わせ
- グループディスカッション+プレゼン発表
- ビジネスマナー講習(主に挨拶)
- 履歴書、職務経歴書の添削
- 法人営業(飛び込み営業)&ロープレ(営業練習)
- 企業との面接
自己紹介+顔合わせ
僕の通っていた就職支援塾は個別で行われるのではなく、受講生同士でグループを作って、グループワークを行う事がほとんどでした。
おそらく面接の前に人と喋る事に慣れさせるという目的もあったのでしょう。
とりあえず初日にジャブとして受講生数十人の前で自己紹介の課題を与えられました。
ただの自己紹介ではなく、最低3分というある程度ボリュームを必要とする自己紹介で、初日から冷や汗をかくことになったのです。
グループディスカッション+プレゼン発表

「あっぁ、あの、え〜と・・・」
とりあえず毎日グループディスカッションとグループの代表者が話し合った内容について発表しなくてはいけませんでした。
このグループの完全ランダムなので、固定で順番が回ってくる、システムより立ちわるいです。
まだ固定で順番回ってくるタイプは心の準備も出来ますからね。
この発表者の難しいところは突然与えられた議題に対して、内容をまとめて、発表に漕ぎ着けなければいけないということです。
もしうっすい内容しか出てこなくても、発表しなくてはいけないので、辛いですね。
ビジネスマナー講習(主に挨拶)

ありがとうございました〜(クソデカ声)

あうっわ君口くっさいな〜
ビジネスマナー講習という名はついてましたが、とりあえず元気な挨拶で押し切れみたいな風潮でしたね。
本当に何時間も挨拶の練習とお辞儀の練習やり続けて気がくるいそうでした。
子供の頃はまさかこんなまともに就職出来ずに、挨拶の練習を就職支援塾でしているなんて、夢にも思いませんでしたね。
ちなみにカリキュラムに挨拶とお辞儀の練習は毎日組み込まれてました(白目)。
もうこの時点で僕は相当辞めたかったです。
履歴書・職務経歴書の添削
就職支援塾というだけあって履歴書と職務経歴書の添削もやってくれました。
ただこれはあくまでも添削してもらえるだけで、あくまでも自分で書いて、ダメな点を添削してもらって自分で修正する必要があります。
したがって完璧にOKが出るまで何枚も何枚も履歴書や職務経歴書を書く必要があり、僕は最初の1枚添削してもらった時点で相当おこでした。
最初からつきっきりで履歴書や職務経歴書の書き方を指導してくれるイメージだったので、この添削で何回も履歴書や職務経歴書を書き直すシステムには結構イライラしました。まぁ添削というのはそういうものだから仕方ありません。
僕らを独り立ちさせるのも就職支援塾の人の役割ですからね。
法人営業(飛び込み)&ロープレ(営業の練習)

いい本売りに来たやで〜

受付「申し訳ありません、今担当の者が不在で」

いい本売りに来たやで〜

受付「申し訳ありません、ただいま担当の者が席を外してまして」

いい本売りに

受付「申し訳ありません、ただ今担当の者が他の電話に出ていまして

クァw瀬drftgyふじこlp;@:「」
何とこの就職支援塾カリキュラムの中に法人営業(飛び込み)が組み込まれています。
実際にこの法人営業がメインディッシュとなっていて、今までの過程は全てこの法人営業(飛び込み)の為の前座に過ぎません。
僕はこの法人営業(飛び込み)が憂鬱で仕方なくて、この就職支援塾をやめました。
ちなみに法人営業で売る商材は決まっていて、ビジネスマナーについて書かれた本ですね。
正直ググれば一発で出てくる情報ばかりなので、自分は中古でも書いませんが、実際に売ってくる人はいるとのこと。
この法人営業(飛び込み)の成績は、後の面接で相当重要で、それなりに成果を出せると実績としてかなり評価してもらえると言ってましたね。
ただ目玉となっている法人営業(飛び込み)ですが、毎年自爆営業(自分で本を買う行為)を行う人がいるらしくて、就職支援塾側もかなり目を光らせているとのこと。
そしてこの法人営業(飛び込み)はおそらく女性優位になっていて、商品が商品なので、ある程度の容姿の女性は相手もお情けとかで、買ってくれる可能性はありますが、男が売るには商品が弱過ぎて「本当にこれ売れるんか?」って聞きたいレベルです。
むしろ法人営業の成績どうこういうならば、就職支援塾側の人間もちゃんと受講生と同じ条件で企業を法人営業して、この商品(薄い内容のビジネスマナー本)がちゃんと売れるレベルの商品であるという事を証明すべきだと僕は思います。
というくらい本の内容はうんOです。
何度も言いますが、相当薄い内容のビジネスマナー本なので、僕だったらそうですねぇ。1円でも買わないですね。爆
企業との面接
いよいよ就職支援塾の最後の山場である企業との面接です。
残念ながら僕はこの企業との面接には立ち会えていませんが、簡単に説明すると、イメージ的には就活でよくある合同企業説明会の様なものです。
実際の流れはこうです。
- 企業の人事の人が就職支援塾会場にくる
- 就職支援塾会場に来た人事の人と受講生面接をする
- 双方同意であればマッチング(つまり内定)
こういった形でかなりその場のノリみたいな感じで決まる様ですね。
僕はこの話を聞いた時点で「かなり人の出入りが激しい会社」が取引相手ではないかと警戒していました。
普通即日内定なんてよほどのことでないと、難しいですからね。
その無料の就職支援塾から支援してもらえる職種は10割が営業職の会社なので、いわゆるブラック企業に送り込まれる事は必然なのかもしれません。
就職支援塾の良いと思ったところ
どんな無能でも就職はさせてもらえる(かもしれない)

ワイ「やる気あります、熱意あります(鼻ほじ〜)」

人事担当者「採用!!!」
とりあえずこの無料の就職支援塾ですが、キツイプログラムを超えた先には就職というご褒美が待ち受けている様です。
ただ忘れないで欲しいのは営業に特化した就職支援ということ。
まぁどこも営業マンは不足しがちであるし、一番売り込みやすいのが営業マンだから仕方ないですよね。その就職支援塾もビジネスですから。
〜僕の妄想〜

貴様さてはブラックだな?

よくぞ見破った!!!
そしてこれは僕の憶測の話になりますが、おそらくその無料の就職支援塾が送りこむ予定の企業というのが大半がブラック企業なのでは?ということです。
人が確実に採用できるなら多少出来損ないでもいい、もしくはある程度若ければ誰でもいいといったブラックよりの企業が多いのではないでしょうか。
そうでなければわざわざ結構な額のお金を払って、こういった企業からの紹介といった形での採用はしないでしょうからね。
〜僕の妄想完〜
受講する側は完全無料
入校前

ワイ「無料で就職させてくれるとか、何ていい塾なんやぁ。神様仏様はおるんやなぁ」
入校後

ワイ「何か思ってたんと違うな。どうせ無料やし辞めたろwww」
この就職支援塾ですが、費用は何と無料です。
無料ですよ?すごいですよね?
この平成後期の時代、コンビニのレジ袋ですら3円前後お金がかかるのに、無料は神です。
費用だけで見ればコンビニのレジ袋>>>就職支援塾という事になります。
ただ無料とはいえこの就職支援塾に通っている期間は色々とお金がかかります。
まず毎日朝から夕方までカリキュラムが組まれているので、一ヶ月分ほど昼食代と飲み物代がかかります。
それに都市部で開催されている事から大体の人は交通費がかかるので、この交通費地味にクソ痛いです。
後は持ってない人は名刺入れとかも必要になるので、持ってない場合は購入しなくてはいけません。
主な費用としては約一ヶ月分の「昼食・飲み物・交通費」になります。
これだけといえばこれだけですが、ここに集まる人はただでさえ元ニートや無職などでお金に余裕があるとはいえない人が多いので、皆相当お金に関しては苦しいといってました。
根性が叩き直される

就職支援塾担当者「やる気のない人はすぐに辞めてください」

ワイ「合点承知の助」
この就職支援塾のいいなと思ったところは、怠けきった根性が叩き直される事ですね。
特に実家とかにいるとなんだかんだで家族が生活させてくれるし、最低限以上の生活が出来て
しまうので、例え仕事に就けたとしてもすぐに辞めてしまう事が経験上多かったです。
その点この就職支援塾ではまず世の中の厳しさについて教えてくれます。
普通に就職して、普通に働いて、普通に結婚して、普通に家庭を築く。
この「普通」が今とても難しいということ。
並大抵の努力ではこの普通が今手に入らないということ。
こういった世の中の厳しさを理解させるところから始まるので、僕にとっては勉強になりました。
僕はこの世の中の厳しさをまだ理解したくなくて、現実逃避の様にこの就職支援塾を去りましたが。
そして僕の通っていた就職支援塾の特徴として、やる気のない人はすぐに退校させたがります。
そのため表面上はやる気のある人しか残らないので、いい刺激になるとは思います。
やる気ない人がいると伝染するので、それが嫌なのでしょう。
就職支援塾の悪いと思ったところ
営業に関する考え方を洗脳される

営業は最高!営業は素晴らしい!営業はナイストライ!

うぉぉぉぉぉぉぉぉ

キャーーーーーーーーー
とりあえずカリキュラムの最初は営業がいかに素晴らしいかを説くところから始まります。
安心してください。これはまだ軽いジャブです。
- 営業がいかに素晴らしいか
- 営業は難しくない
- 営業の仕事が辛くても3ヶ月は我慢しろ
基本的にはこの3種類の話がかなりの頻度でされる事になります。
そして講師は毎回違う人だったりするのですが、大体上記の流れに沿って話を進めます。
おそらく相手先企業に紹介して最初の3ヶ月以内に辞めてしまうと、紹介費用を返還しなくてはいけない契約になっているのか、辛くても踏ん張れといったエールとも取れるメッセージはかなり感情がこもっていたように感じました。
多分会社的にもかなり圧をかけられるのではないでしょうか?
みっちりとスケジュールが入るためバイトが出来ない

就職支援塾に来る間は毎日朝から夕方まで来てもらうやで〜
就職決まったらすぐに働いてもらうやで〜

それもうバイトすんなって事やんけ
就職支援塾に通っている間はバイトをしてはいけないとは言われませんが、確実にバイトが出来る状態ではありません。
確かに転職活動している身なんだから仕方ないにせよ、結構きついですよね。
僕は一回の交通費で1日往復約2000円くらいかかっていたので、一ヶ月となると相当な金額となり、キツかったです。
それにこの就職支援塾に通うまでにニートの期間を経ているので、余計にお金がない状態が重なり、バイトしながら通いたいと思ってました。
ただバイトをしながら通える様にすると、バイトの予定を優先したり、途中でバイトしてるからいいかと脱落者が確実に増える事は容易に予想出来るので、あえて他の仕事はさせない様にしてるんでしょうね。
あくまでもこの就職支援塾一本にして他の逃げ道を塞いで、排水の陣にさせているんですね、わかります。
過密スケジュール故に精神的にも肉体的にも辛い

タバコは昼食時の休憩のみ

ヤニカスワイ「クソすぎて草も生えないwww」
さすが就職支援塾というだけあって、時間の制約はとても厳しかったです。
具体的には以下の様なルールがありました。
- 休憩後など3分前着席←まぁわかる
- 理由なき遅刻・欠席は即退校←まぁわかる
- タバコは昼食時の休憩のみOK←???
- 当番制で朝礼前に各グループ1人が30分前に来て掃除をする←は???
個人的には昼以外タバコ禁止と朝はやく来て掃除がクソでした。
てか教室内の掃除は支援塾側のスタッフがやるのが普通なのでは?と考え始めたらキリがありませんが、いまいち腑に落ちない謎ルールが結構ありました。
朝から晩までカリキュラムが組まれていて、しかもルールでガッチガチに締め付けられているので、想像の100倍くらいは息苦しいです。
しかも服装もスーツなので、普通に仕事してる様な気分というか、お金が発生する分仕事の方がマシといえます。
こういった就職支援塾はまともに考えれば考えるほど、就職支援塾側の不都合な真実が見えてくるので、頑張れば報われるという洗脳がとけた人から辞めてくんじゃないですかね。
終わりに
僕がまず思ったのは無料より高いものはないという事。
無料で利用出来る事にはちゃんと理由があるから、何故無料であるのかという事を理解して、それでも受けたいサービスであるかを考える必要があるなと思いました。
そして同時にこの手の塾に入れば就職をする事が出来るという考えは、短絡的だとも感じます。
この手のサービスは受講生を就職させる事がまず最優先で、受講生が就職した企業が優良企業なのかどうかはどうしても二の次になってしまいます。
とはいっても就職支援塾の強制力はすごいもので、自分で自発的にやるのが面倒な転職活動を強制的に行う環境に身をおくのも一つの選択です。
僕はこの強制される感じがダメで見事にドロップアウトした訳ですが・・・。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
人生立て直しブログライター ロスケンタ
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