人生立て直しブログライター ロスケンタ
どうも、ロスケンタです。
倉庫作業っていうと、よくニートが社会復帰するのにオススメと言われる仕事の一つと言われています。
理由としては作業が単純でコミュ障とかでも問題なく作業が出来るからですね。
倉庫内のピッキングは楽だからニートが社会復帰するのにオススメだぞ
シュタタタタ
敵「倉庫内のピッキングは軽作業じゃない事が多くキツイからニートは辞めとけ」
まぁ必ず倉庫内作業が楽だという意見があれば、楽じゃないっていう意見も出てきます。
僕が倉庫作業の仕事を始めようと思ったきっかけは、単に楽そうだと思ったからです。
ですが実際には楽だけど100%オススメ出来るかといえばNOと言わざるを得ない面もありました。
この記事では「楽だと思って倉庫内作業始めた元ニートが倉庫の仕事を3年経験してガチで良かった点と悪かった点」について記事をまとめました。
この記事を読んで欲しい人
- 倉庫作業どうなん?って疑問に思ってる人
- 倉庫作業自分でも出来るかな?って思ってる人
- 倉庫作業という仕事に漠然とした不安を持っている人
倉庫内作業の具体的な業務内容
倉庫内作業の基本的な流れとしては以下の様になります。
- 入荷
- 入荷時検品
- 荷物の格納
- 集荷
- 集荷時検品
- 出荷
- 棚卸
まず朝にトラックから荷物を入荷がきて、フォークリフトを使ってトラックから荷物を受け取ります。
次に受け取った荷物に間違いがないかを確認する為に検品(確認する事)を行います。検品する時にはバーコードリーダーというバーコードを読み取る機械を使いますが、操作方法が単純なので誰でも使えます。
入荷時の検品が終わったら入荷した荷物を倉庫内にフォークリフトやハンドリフトを使って格納します。
荷物の格納が終わったら次は出荷する荷物をパレットという正方形の板に行き先毎に分けて、集めて周ります。よく求人票に載っているピッキングという作業はこの集荷作業の事を指し、荷物は女性でもヒョイと持ち上がる軽いものから男性でもずっしりと感じる荷物まで様々です。
集荷が終わった後は、集めてきた荷物が間違えてないか再度検品(確認)作業をします。集荷自体どこの倉庫も時間がないと、急かされたりするので、焦るとやはり間違える事もあります。その為集荷が終わった後の検品は特に大事な作業です。
集荷した荷物の検品が終わったら最後に棚卸し作業をします。棚卸とは入荷や出荷などで荷動きのあった荷物の在庫が間違っていないかを現物を見て確認する作業で、倉庫内作業の仕事には必ずあります。
以上が倉庫内作業大まかな作業風景となります。
倉庫内作業のガチ悪いところ
単純作業ですぐ飽きる
倉庫内作業の仕事の最大の敵は飽きるという事。
まじで飽きます。いかに妄想得意マンでもきついと言わざるを得ないでしょう。
僕は仕事中に職場にテロリストが攻めてくる系の妄想を何百回としました。
倉庫内作業って基本新人でも2、3日すれば仕事に慣れるくらい単純な作業の繰り返しです。
ぶっちゃけ機械がやった方がええんちゃう?って思うくらい人間がやる付加価値というのはありません。
ひたすら黙々と毎日作業をし続ける毎日です。
単純作業が苦手な人やモクモクと同じ作業を繰り返す事が苦手な人にとっては、地獄でしかないと思います。
何よりも単純作業のきついところって余計な事を考えてしまうんですよね。
例えば将来の事とかお金の事とか不景気の事とか・・・。何も考えなくても仕事が出来る分、余計な暗い事を考えすぎてしまうのが辛いところです。
ノルマがあるけど成果報酬はない
いきなり暗いニュースとなりますが倉庫内作業には成果報酬という概念はありません。
もう一度言います。成果報酬はありません。が、ノルマはあります。
え?
ノルマのある仕事って、実績によって手当が付くんじゃないの?って思うのが普通でしょう。
ですが、無いものは無いんです。
僕はこのノルマはあるのに成果報酬はないってのは、理不尽の塊だと思うんですけどねw
倉庫内作業のノルマについて分からない人の為に説明します。
例えばトラックが荷物運んできますよね?
荷物の量というのは時期や日によって前後して、とてつもなく多い日もあれば、めっちゃくちゃ少ない日もあります。
つまりとてつもなく荷物が多い日は荷物をほっぽりだして帰る事は出来ないので、時間内にしまう必要があって、それが時間内にはとても終わる様な作業ではない場合は、実質ノルマみたいな形で終わるまで帰れないという具合になります。
そして特に繁忙期などはみんなピリピリしてるので、めちゃくちゃケツ叩かれながら作業する事になるので、時間に追われる事も覚悟しておく必要があるのです。
自分でないと出来ないという仕事は無い(創造性は必要ない)
僕の経験上倉庫内作業で仕事の楽しさを実感する事は難しいです。
フォークリフトの運転が楽しくて仕方ないとかでない限りは正直仕事を面白くする要素が余りにも少ないですからね。
倉庫内作業の仕事というのは誰でも出来る様に仕事のほとんどがマニュアル化されていて、やり方が統一されています。
そしてそのマニュアルにはアレンジを加える余地がなく、単純作業を正確に速くやる事が求められます。これは人間ではなくロボットの得意分野ですよね。
しかし人間は多くの事を処理しようとすると必ずミスが出てくるので、単純な事を繰り返す仕事に関してはロボットを超える事は不可能に近いです。
何が言いたいかというと、機械が出来る仕事というのは、将来的に機械に仕事が置き換わる可能性が高いので、倉庫内作業というのは将来性のある仕事とは言えません。
今どんどん機械化が進んでますよね。レジもどんどん機械化が進んでいて、確実に人間の仕事を奪っているので怖いですよね。
倉庫内作業のガチいいところ
人間関係がかなり楽ちん
コミュ障に朗報です。
倉庫内作業はコミュ障でもいけます(確信)。
ちなみに結構どこの倉庫もコミュ障っぽいのはいるし、そもそもまともに小学生レベルの読み書きや計算が出来ない人もたくさんいますからね。
仕事の内容さえ理解してしまえば、あとは適当に仕事上のやり取りをするだけなので、挨拶さえ出来ればぶっちゃけ余裕で倉庫の仕事はいけるのがGOODです。
ただ倉庫作業って基本的にはどんな人でも働こうと思えば働けるので、クセが強い人が多いのも事実ですね。だから人間関係についてはどこも同じですが、ガチャ要素になります。
慣れれば基本誰でも「こ、こいつ出来る」ってなる
倉庫内作業は慣れれば強キャラ感出せるんで良いですよ。笑
倉庫作業の仕事は超絶単純作業なのでどれだけ物覚えが悪い人でも1ヶ月もあれば余裕で仕事に慣れます。
そして毎日同じ様な作業を繰り返すので、特に意識していなくてもスピードがどんどん上がっていき、ミスも少なくなります。
そして毎日の様に倉庫の中で作業をしていると、よく扱う荷物何かは特にロケーション(場所)を覚えます。基本的には指示書にロケーション(場所)が指定されており、近くまで行けば分かる様になっていますが、位置を把握していると迷いません。迷いがなければ確実に作業が早くなります。
そのため年月が経って経験値を積めば、えげつないスピードで作業する事も可能になるのです。
どれだけスペックが低くて今までバカにされてきた人でも、倉庫内作業をコツコツとやっていれば、他の人から一目置かれる存在になる事が出来ます。僕自身も他の仕事場ではダメ人間として扱われてきましたが、倉庫内作業では褒められる事や頼りにされる事が多かったです。
痩せたり筋肉がついていい具合に体が締まる
倉庫内作業の仕事はそこそこの肉体労働です。
かなりキツイ訳ではないけど、そこそこ負荷のかかる作業を1日がかりでやります。
頻繁に荷物を持つために中腰になったり、検品する為にしゃがんだり、荷物を持ち上げたりと、とにかく全身を使う仕事なので、仕事してるだけで筋トレになったりします(陰キャ大歓喜)。
女性とかは重い荷物を持ち上げない作業などを割り当てられる事が多いですが、職場によっては女性でも重い荷物を持ち上げる仕事などを割り当てられたりするので、事前に仕事内容などは確認しておきましょう。ちなみに僕の知り合いの40代の女性は普通に30Kgくらいの荷物を運ばされると話していました。
ハッキリいって倉庫内作業をすると、仕事自体が筋トレと化すので、ジムに通わずとも運動不足を解消出来ます。いい体を作れる上にお金までもらえると考えれば、退屈な仕事が少しは楽しくなるかもしれません(遠い目)。
倉庫内作業との付き合い方
ニートでも出来るけど楽ではない
倉庫内作業はニートでも始めやすく問題なく出来る仕事ですが、楽な仕事ではありません。
むしろ気温の影響を受けたり、肉体的な負担が多い分、コンビニとか飲食店の仕事よりも肉体的な負担は大きい様に感じます。
ただ僕の経験上ニートが働き出す上で一番の障害となるのが、人間関係という部分だと思うんですよね。
だから人間関係を築く必要のない倉庫内作業というのは、ニートが働き始める足掛かりとしてはめちゃくちゃ良い仕事だなと僕は思っています。
非正規社員の場合はダラダラ目的なく続けない
正社員の場合は倉庫内作業であっても将来性はありますよね。
作業員から管理者へと出世する可能性もありますし、作業以外の仕事も経験出来るでしょう。
ただ問題なのは派遣やパートなどの比較的雇用状態が不安定な人たちです。
ハッキリいってしまうと倉庫内作業の仕事で身に付くスキルというのはほぼありません。
しかも倉庫内作業というのは誰でも出来るが故に時給も安く買い叩かれるのが現状です。
しかも初心者とベテランでスキルの差というものがありません。そのため年齢や経験を重ねたベテランと入社初日の新人の時給が同じ値段という悲劇が起こっています。
特に派遣社員の場合は仕事の割に目先の給料が良くて、一度派遣で倉庫内作業などを経験してしまうと、目先の時給でしか仕事を選べなくなってしまうという罠に落ちます。
そして一度ハマったら中々派遣の蟻地獄から抜け出せません。
そのため倉庫内作業を非正規でやるとしたら、とりあえずお金貯める為の手段とするか、資格の勉強とかスキルの習得の為の一時的な手段として考えた方がいいと思いますよ。
頑張りすぎずほどほどに手を抜くのが一番
これは非正規で倉庫内作業をする人に向かって言います。
まぁボチボチやれば良いではないかと。笑
倉庫内作業の仕事は成果報酬ではないので、自分1人で3人分の仕事をしても給料は変わりません。
だから極端な話体力100%のところを120%出して、必死に倉庫の中を駆けずり回って、燃え尽きようが、鼻くそほじりながら適当に作業してても給料は変わらないわけです。
まぁ仕事をサボって適当にやれとまでは言いませんが、頑張ってやればやるほど不当に労働力を搾取される事になるので、派遣から正社員にステップアップしたいとか特別な理由がなければ、基本ボチボチ手を抜きながら仕事すればいいんじゃないかなと思います。
常に120%のフルパワーで全力で仕事してると、ふと給料が増える訳でもないのに、何頑張ってんだろうと燃え尽きる可能性が高くなるのです(経験済)。
だからそんな風に燃え尽きてしまうよりは、適当なところで折り合いをつけてボチボチやるのが1番じゃね?と思うわけであります。
倉庫内作業に向いている人
コツコツ作業が苦ではない人
倉庫内作業の仕事が向いている人の特徴としてコツコツ作業が苦ではない人です。
ただここで一つ念を押すと、このコツコツ作業は尋常じゃない程のコツコツ具合という事。
倉庫内作業はまじ卍な単純作業になります。もちろん単純作業がつまらないとか飽きたという甘えも許されません。
良い言い方をすれば毎日仕事が変わらないので楽です。
悪くいえば仕事に変化がなさすぎて激つまらないです。
ほとんどの人はこのルーティンワークに遺伝子レベルでアレルギー反応を示すでしょう。
それくらい毎日の単純な作業というのは心を病んでしまうものです。
だからこそ言われた事を、無心でコツコツコツコツと仕事に取り組める人は、めちゃくちゃ貴重な人材なのです。
毎日決まった仕事がしたいとか何も考えずに仕事がしたい人にとっては倉庫内作業がオススメですね。
真面目だが物覚えが悪い自覚がある人
物覚えが悪いと仕事自体が嫌な事に感じてしまいますよね?
ですが、安心してください。
倉庫内作業はとりあえず体さえ動けばOKみたいな感じです。
もちろん頭を使う仕事もありますけど、とにかく体を使って覚えるという風潮なので、どれだけ物覚えが悪くても必ず覚える日がきます。
そして同じ作業を繰り返し行っていけば人間はルーティーン化して、素早くミスなく仕事が出来る様になっていくのです。
とりあえずは体を動かして商品の位置や出荷の仕方などを覚えるでしょう。
仕事自体も数量や商品の間違いなどに気をつけるくらいなので、特に覚える事も多くないです。
どれだけ物覚えが悪い人でも真面目に作業をやっていれば、卒なく仕事をこなせる様になっていくでしょう。
金さえもらえればなんでもいいという人
倉庫内作業の特徴として仕事に愛着を持ちづらい事が挙げられます。
実際に倉庫で派遣社員やっている人に話を聞くと、大体みんな条件とか給料でしか仕事を選んでないと言っていました。
金さえもらえれば仕事なんて何でもいいと考える人は一定数います。
現に僕もそうでした。ぶっちゃけお金とちゃんとした休みがあれば仕事なんて何でもいいと思ってました。
倉庫内作業はスキルアップが求められる訳でもないし、自己啓発をする必要もありません。
だから仕事以外の時間は全て自分の自由に使う事が出来ます。
仕事終わりに自分を高める為の活動なんて一切したくないという人には、倉庫内作業は向いているといえますね。
まとめ
倉庫内作業に向いている人
- 真面目にコツコツ作業が苦ではない人
- 真面目だが物覚えが悪い自覚がある人
- 金さえもらえれば何でもいいという人
あとがき
僕の経験から倉庫内作業について疑問に思いそうな事を、とりあえず書いてみました。
よくも悪くも倉庫内作業は専門性がなくて、自分の成長を実感しづらい感は強かったです。
単純作業ゆえ、専門性を高める事が出来ずに、仕事の単価も上がらず、続ければ続けるほど損をしてしまう様な感覚に陥ってしまいますね。
まぁ倉庫内作業は結構人手不足で特に派遣の場合はニートとかでも積極的に働かせてくれるので、社会復帰にはかなり適しているのかもしれませんね。
現に僕も仕事がなくてお金がやばいという時に、倉庫内作業の仕事に出会ってめちゃくちゃ助かりました。ただやはり非正規の場合は特に倉庫内作業一本で食っていくのはとても苦しいと感じたので、僕は非正規では倉庫内作業の仕事はしないだろうなと思います。
もし倉庫内作業を検討している場合は、慎重に考えてみて下さい。
それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。
人生立て直しブログライター ロスケンタ
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